シニア動物への取り組み|シニアに多い病気の治療実績

シニアに多い病気の治療実績~症状チェック~

ワンちゃん、ネコちゃんからの病気のサインを見落とさないよう、体や日頃の生活の中の些細な変化がないかチェックしましょう。
病気の早期発見につながる手がかりとなるかもしれません。


体表の症状

  • □できものがある
  • □傷、出血がある
  • □眼が白く濁ってきた
  • □脱毛がある
  • □お腹まわりが膨らんだ
  • □陰部からおりものが出ている

生活の変化

  • □水をよく飲むようになった
  • □食欲不振または多食
  • □足に力が入りにくそう・段差が上がれない
  • □元気がない
  • □よく寝ている
  • □落ち着きがない

全身の症状

  • □どこからか異臭がする
  • □急激な体重増加または減少
  • □倒れる(失神)
  • □咳をする
  • □呼吸がしんどそう・ハァーハァー口呼吸
  • □触ると痛がる
  • □嘔吐が続く

シニアによる老化現象か、病気による変化なのか見極めることが大切です。
当てはまるチェック項目がある方は獣医師にご相談ください。
また、体内の変化は普段の生活の中で気づくことができません。
そのため、定期的な健康診断でのチェックをおすすめします。

病気別紹介

褥瘡(じょくそう)(犬、猫共通)

一般には『床ずれ』と言われます。
長時間同じ体勢で寝たきり等になった場合、体とベッドとの接触局所で血行が悪くなり、皮膚表面の組織が壊死してしまう疾患です。

【症状】
・出血 ・異臭 ・膿が出る

【検査】
・血液検査 ・レントゲン検査

【治療例】
褥瘡部位が壊死、感染がおきている部分を洗浄または除去します。
その後、湿潤な環境において治癒を促進させるために軟膏やドレッシング材(傷を保護または覆う物)という衛生材を用いて治療をしていきます。
包帯の交換や消毒することが大切になってきます。

腫瘍(犬、猫共通)

腫瘍は良性と悪性に分類されます。悪性腫瘍は大きくなるスピードが早く、離れた場所に転移することがあり、“ガン”や“肉腫”と呼ばれます。一方、良性腫瘍はそのような特徴を持ちませんが、決して良い影響をもたらすものではありません。腫瘍は身体のいたるところに発生し、その機能を障害することでさまざまな症状を起こします。

【症状】
・腫れ ・出血 ・異臭 ・食欲不振 ・嘔吐 ・体重減少
・脱水 ・その他腫瘍よりいろいろな症状

【検査】
・血液検査 ・レントゲン検査超音波検査
・CT検査 ・MRI検査

【治療例】
転移がなく単発の腫瘍であれば外科手術での治療が選ばれることが多いです。
全身療法として化学療法(抗ガン剤)による治療を選択する場合や放射線治療などによる治療、状態の改善を目的として支持療法(点滴、投薬など)を実施することもあります。
また腫瘍の中には乳腺腫瘍や精巣腫瘍など早期の不妊治療により腫瘍の発生を予防できるものもあります。

慢性腎臓病(犬、猫共通)

腎臓がいろいろな障害によりダメージを受けてしまうことで、腎臓の機能が低下します。
そのため血液のろ過機能が低下し、老廃物をうまく体外へ排出できなくなる病気です。

【症状】
・体重減少 ・多飲多尿 ・貧血
・脱水 ・食欲不振 ・嘔吐

【検査】
・血液検査
・外注血液検査(SDMA):血液中の対称性ジメチルアルギニンというアミノ酸の値を測定します
・尿検査
・尿中蛋白クレアチニン値(UPC):尿中のタンパク質を尿量に影響されずに測定します
・レントゲン検査 ・超音波検査

【治療例】
慢性腎臓病と診断されたワンちゃん、ネコちゃんの治療は大きく3つあります。
①内服薬
血圧を低下させることで腎臓の負担を軽減させる
リンの排出が難しくなるためリンの吸収を抑える
②点滴
症状が重いときは血管にする静脈点滴
症状が安定しているときは皮下点滴
③食餌
タンパク質やリン、ミネラルを抑えた療法食
以上の治療をベースに治療を組み合わせて、その動物にベストの治療を選択していきます。

糖尿病(犬、猫共通)

インスリンというホルモンの作用が低下したり、分泌量が少なくなることで、血液中のブドウ糖(グルコース)が多くなってしまう病気です。
放っておくと、さまざまな臓器に合併症が起こる危険性が高くなります。

【症状】
・多飲多尿 ・体重減少 ・食欲不振
・元気消沈 ・白内障(主に犬)
・かかとをつけて歩く(主に猫)

【検査】
・血液検査 ・尿検査 ・超音波検査

【治療例】
インスリンによる治療をしていきます。症状が重いときは、点滴での治療が必要となることがあります。

僧房弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)(犬)

心臓の左心房と左心室の間にある僧房弁が上手く閉じず、血液が逆流する病気です。

【症状】
・咳 ・呼吸困難 ・失神 ・突然死

【検査】
・レントゲン検査 ・心臓超音波検査

【治療例】
血圧低下や利尿効果のある内服薬による治療をしていきます。
また最近では弁の再形成術などの外科手術も選択肢として選べるようになってきています。

副腎能亢進症(ふくじんきのうこうしんしょう)(犬)

腎臓の近くにありホルモンを分泌する機能を持つ副腎と呼ばれる臓器が過剰にホルモンを分泌してしまい身体にいろいろな異常を引き起こす病気です。

【症状】
・多飲多尿 ・多食 ・呼吸が荒い
・お腹がポッチャリしている ・脱毛
・元気消沈

【検査】
・血液検査 ・腹部超音波検査
・ACTH刺激試験:人工のホルモン誘発剤を使用し、副腎ホルモンの量を測定します
・CT検査 ・MRI検査

【治療例】
メインの治療は副腎ホルモンの合成を阻害する内服薬による治療になります。
副腎が腫瘍化してるときには腫瘍を摘出する外科手術をすることが多く、脳内に異常があるときは放射線療法をすることもあります。

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)(犬)

のどの下あたりにある甲状腺と呼ばれる器官から甲状腺ホルモンが分泌されます。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を盛んにする働きがあり、このホルモンが少なく分泌されてしまい代謝が低下してしまう病気です。

【症状】
・無気力 ・肥満 ・ふるえ
・脱毛 ・皮膚のシミ

【検査】
・血液検査 ・甲状腺ホルモン測定検査
・超音波検査

【治療例】
甲状腺ホルモン剤の投薬により治療を行います。定期的な検査により投薬量を調整していきます。

甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)(猫)

のどの下あたりにある甲状腺と呼ばれる器官から甲状腺ホルモンが分泌されます。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を盛んにする働きがあり、このホルモンが多く分泌され代謝が上昇してしまう病気です。

【症状】
・体重減少 ・多食 ・落ち着かない
・脱毛 ・多飲多尿 ・嘔吐

【検査】
・血液検査 ・甲状腺ホルモン測定検査

【治療例】
食事療法や抗甲状腺薬による内科的な治療をしていきます。
手術リスクが低いような場合では大きくなった甲状腺を取り除く外科手術が選択されることがあります。

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)(猫)

心臓の筋肉が大きくなり心臓の機能が正常に働かなくなる病気です。

【症状】
・咳 ・呼吸困難 ・失神
・後肢不全 ・突然死

【検査】
・レントゲン検査 ・心臓超音波検査 ・血液検査

【治療例】
血圧低下や利尿効果のある内服薬による治療をしていきます。
また心拍数を低下させる薬も使用することがあります。

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)(犬、猫共通)

細菌などが原因となり、子宮内に膿が溜まってしまう病気です。

【症状】
・元気消沈 ・食欲不振 ・発熱
・お腹が膨らむ ・陰部から膿が出る
・多飲多尿

【検査】
・レントゲン検査 ・腹部超音波検査
・血液検査

【治療例】
根治的な治療は外科手術により子宮と卵巣を摘出します。手術を希望されない、また手術のリスクが高いときには抗菌薬やホルモン療法も選択されますが、再発の可能性は高くなります。

前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)(犬)

膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むかたちで前立腺という器官がオスのみに存在します。これが性ホルモン(アンドロゲン)の影響により過剰に肥大してしまい、尿道や大腸を圧迫してしまう病気です。

【症状】
・便が出にくい ・便秘
・便が細くなる ・血尿

【検査】
・尿検査 ・超音波検査 ・レントゲン検査
・直腸検査

【治療例】
無症状の場合は治療の必要はありません。症状があるときは二つの治療が選択されます。
①外科手術:精巣より性ホルモン(アンドロゲン)が分泌されるため去勢により精巣を摘出
②内科治療:抗アンドロゲン製剤により治療
外科手術ではほとんどの症例で完治が見込めますが、内科治療では再発の恐れがあります。
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